「結婚助成金ってなに?誰でももらえるの?」と疑問に思いますよね。
結婚助成金とは国が結婚にともなう新生活の初期費用を援助する交付金のことです。
経済的な不安から結婚を見送る若者が多いため、国が2018年に始めた少子化対策のひとつです。
- 新居の住居費(敷金礼金、仲介手数料など)
- 新居の購入費、リフォーム費
- 新居への引っ越し費
結婚って何かとお金がかかりますよね。結婚にともなう新生活の費用を補助してもらえるありがたい制度です。
この記事では「結婚助成金の対象や申請方法」を紹介しています。
また助成金の注意点もお伝えしますのでぜひ読んでみてくださいね。
結婚助成金について知りたい!もらえる条件は?
結婚助成金とは…国が結婚にともなう新生活の初期費用を援助する交付金のこと
正式名称は「結婚新生活支援事業費補助金」といいます。文字通り新生活を始めるための費用を補助してくれる制度です。
- 新居の住居費(敷金返金、仲介手数料など)
- 新居の購入費、リフォーム費
- 新居への引っ越し費
「結婚を希望する人が希望する年齢で結婚をかなえられるよう環境を整備する国策」として国が2018年に始めた少子化対策のひとつです。
2024年現在では842市町村で結婚助成金が支給されています。まずは自分が住む自治体で結婚助成金が支給されているか調べてみましょう!
新居がある市町村で調べてみてね!
結婚助成金には2つのコースがあり、それぞれ対象の年齢や所得などの条件が異なります。
- 一般コース
- 都道府県主導型市町村連携コース
一般コース
年齢 | 世帯所得 | 補助上限額 | 補助率 |
夫婦ともに39歳以下 | 400万円未満 | 一世帯最大30万円 | 支出の1/3 |
一般コースでは入籍日の時点で夫婦ともに39歳以下で、一世帯あたり最大で30万円の補助がえられます。
また夫婦合わせての所得が400万円未満であることが条件となっています。助成金の補助率は支出の1/3です。
都道府県主導型市町村連携コース
年齢 | 世帯所得 | 補助上限額 | 補助率 |
夫婦ともに29歳以下 | 400万円未満 | 一世帯最大60万円 | 支出の2/3 |
夫婦ともに39歳以下 | 400万円未満 | 一世帯最大30万円 | 支出の2/3 |
都道府県主導型市町村連携コースは「都道府県が中心となって、市町村の結婚新生活支援事業の拡大を支援している」場合に適応されるコースです。
結婚助成金の対象年齢が夫婦ともに29歳以下の場合は、一世帯最大60万円の補助をうけることができます。
とくに若い世代は結婚に対する経済的な不安が多いですよね。
また助成金の補助率は支出の2/3で、一般コースより高くなっていますね。
結婚助成金はいつまで?申請方法と注意点を紹介
結婚助成金のコースや対象についてわかりましたが、いつまで申請すればいいのでしょうか?
結婚助成金の対象期間はその年の1月1日~翌年3月31日で一区切りしている自治体が多いです。
対象期間は自治体によって違うので、お住まいの市町村のホームページをチェックしてくださいね。
「結婚助成金 市町村名」で調べてみてね!
2024年に入籍した場合の申請期限は2025年3月31日になります!
年度末になると、結婚助成金の予算がなくなり終了してしまう自治体もあるので早めに申請しましょう。
結婚助成金の申請方法
結婚助成金の申請は必要な書類を居住している市町村に提出します。
- 申請書、誓約書
- 婚姻を証明するもの(戸籍謄本、婚姻届受理証明書)
- 税金の滞納がないことを証明するもの
- 前年の所得証明書
- 賃貸借契約書、売買契約書
- 引っ越し費用などの領収書
必要な書類を市町村に提出したら、書類をもとに審査が行われます。審査期間は自治体によりますが約2週間ほどです。
審査が通ると「交付決定の通知書」が届きます。通知書が届いたら、自治体に結婚助成金を請求しましょう。
自治体によって申請期間があるから注意してね!
約1ヵ月以内に請求書に記載した口座に助成金が振り込まれます。入金を確認したら完了です。お疲れさまでした!
結婚助成金の注意点
結婚助成金は誰もがもらえるわけではありません!また助成金の対象も自治体によって違うので注意です。
- 実施していない自治体がある
- 助成金の対象は「新居の住居費」「引っ越し費」のみ
「結婚新生活支援事業」を実施していない自治体も多いです。
自分が住んでいる市町村に申請しなければならないため、まずは居住している市町村のホームページを確認してください。
私が住んでいる市では実施していませんでした…。残念!
結婚助成金の対象になる費用は限られています。
- 新居の1ヵ月分の家賃、共益費
- 敷金、礼金、仲介手数料
- 新居の購入費やリフォーム費
- 引っ越し業者や運送業者にかかった費用
- 荷造りにかかった費用
新居で使う家電や家具にかかった費用は対象外。また結婚式や新婚旅行などの費用も対象外です。
また引っ越しもレンタカーなどを使って自分で引っ越しをした場合は対象外なので注意しましょう!
まとめ
- 結婚助成金とは「国が結婚による新生活の初期費用を援助する交付金」のこと
- 結婚助成金には「一般コース」「都道府県主導型市町村連携コース」の2つのコースがある
- 「一般コース」「都道府県主導型市町村連携コース」どちらも夫婦ともに39歳以下、世帯所得が400万未満が対象で補助上限額は30万円
- 「都道府県主導型市町村連携コース」は夫婦ともに29歳以下なら、補助上限額が最大60万円になる
- 結婚助成金の申請の流れは「必要な書類を居住している市町村に提出」→「交付決定通知書が届く」→「市町村に助成金を請求する」→「口座に助成金が入金される」
- 結婚助成金の注意点は「実施していない自治体がある」「助成金の対象の費用は限られている」
結婚助成金についてわかってもらえましたか?
まずは自分が住んでいる市町村のホームページをチェックしてみてくださいね。
この記事があなたのお役に立てれば嬉しいです!